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INTERIOR2016.07.04

欧州硝子展開催 7/23(土)~  -ルネ・ラリック編-

 

 

7月に入り、急に暑さを増した今日この頃。
梅雨のジメジメとした鬱陶しさも、あと少しと思いたいですね。
本日は、そんな気持ちを吹き飛ばすような、爽やかなお知らせです。

 

 

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この度、ショールームに併設する三女子モデルハウスにて
「欧州硝子 -鮮麗たるヨーロッパガラスの世界-」展を開催する運びとなりました。
ラリック、バカラ、コスタ・ボダ。
いずれも200年以上もの長い間、世界で愛されている
ヨーロッパガラスの作品が一堂に会します。

 

会期  2016年7月23日(土)~8月16日(火) 11:00~18:00 (毎週水曜は休館)

会場  SUKENO 三女子モデルハウス  高岡市三女子127   TEL0766‐25‐4190

入場料  無料

 

 

 

 

本日より3週に渡り、欧州硝子展でご紹介します
硝子の魅力を綴っていきたいと思います。
第一回目はアール・ヌーヴォ―(19世紀末~20世紀初)、
アール・デコ(1910年代半ば~30年代)の両時代に活躍したルネ・ラリックです。

 

 

ジュエリーとガラス工芸、さまざまなジャンルの作品を手掛けた
アーティスト、ルネ・ラリック。
ラリックは1860年にシャンパーニュに生まれました。
パリとロンドンで装飾工芸を学んだ後、1885年からアール・ヌーボー様式で
名高いジュエリー作品を次々に発表し、宝飾デザインに革命的ブームを
巻き起こします。その後パリで開催された、1900年の万国博覧会で
その名は世界に知れわたりました。
当初は、有名ジュエラーに卸す形で販売をしていましたが、
1905年、老舗ジュエラーのひしめくヴァンドーム広場24番地に
自らの店を構えました。当時、ラリックといえば最先端を行く
モダンジュエリーの代名詞だったのです。

 

 

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そんな順風満帆なラリックに、1907年、転機が訪れます。
香水商フランソワ・コティの依頼を受けて香水瓶のデザインに着手し、
繊細で美しい香水瓶の量産に成功。
またたくまにルネ・ラリックのデザインした香水瓶は、
世界中の女性の憧れとなりました。
これをきっかけにルネ・ラリックはガラス工芸に転進します。
以後、アール・デコ国際展覧会(1925年、パリ)のシンボルとなった
巨大なガラスの噴水、オリエント急行や大西洋横断客船「ノルマンディー」号の内装、
朝香宮邸(現・東京都庭園美術館)の正面玄関を飾る女神像のレリーフを初め、
歴史に残る名作を次々に発表。
こうしてラリックはアールデコのガラス工芸をリードする代表的工芸家と
注目されるようになりました。

ラリック作品の主なテーマとなったのは自然の美でした。
花や樹木、昆虫、動物、そして神秘的な女性像。
卓越したデッサン力と構成力によりデザインされたモチーフは、
世界最高の技を誇る多彩なサティナージュ(フロスト加工)をはじめ、
あらゆる装飾の技法を駆使してニュアンス豊かに表現されます。
ルネ・ラリックの作品には、現在でも世界中に熱狂的なコレクターが
存在し、愛され続けています。

 

 

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ヨーロッパ初のラリック美術館が、2011年、フランスにオープン。
日本国内では、箱根美術館や東京庭園美術館でもご覧頂けますが、
今回展示するラリック作品は、いずれも弊社オーナーが独自に
ヨーロッパで買い付けた数少ない貴重な作品ばかりです。

時代を超えてなお、人々に驚きと感動をもたらすルネ・ラリック。
和の空間×欧州硝子のコラボレーション。
SUKENOプロデュースの和の空間と名作オリジナルの数々を
是非ご堪能くださいませ。
冷たいお茶をご用意して皆様のご来場、心よりお待ちしております。

 

 

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